Asia Super Gridはありえるのか?

2016/09/06 にてFCCJにて3名の記者会見があった。
Bo Normak, Renewable Energy Inst., Ronnie Belmans, Global Smart Grid Fed., Hiroshi Takahashi, Tsuru U.

imag0205

今、北欧では自然エネルギーを各国へ供給している。
原発も2050にはすべて廃止するとのこと。
原発に掛かる管理コストをこれ以上増やせないからだろう。

ノルディック地方でのエネルギーの輸出量は16TWhで、バルティック地方の輸入量は8TWhである。

imag0206

ここで必要なのは、お互いに必要に応じて供給することだと。
そこで、現在、ノルディック及びバルト地方では政治の垣根を下げて、自然エネルギーの供給を互いにしようと動きを見せた。今、課題になっているのが化石燃料である。2030年には火力発電をすべて廃止する予定でもある。

そこで日本は新たに増設しているのに耳を疑ったそうだ。
しかし、日本の事情も理解して欲しい。燃料費で毎日80億円もの赤字を垂れ流しているのだからと。
しかし、それを考えたら、風力、水力、バイオマス、ソーラーに力を入れてもいいのでは?と言う意見も後を絶たない。そして、原発から出た核燃料廃棄物の最終処分場をめぐる問題もある。

欧州では日本みたいに50Hzと60Hz問題はないが、やはりシステムの違いですべてを地下ケーブルにする時、High Voltage DCに変換する際に、一度、ゼロVに戻す必要がある。これがヨーロッパを分断するシステムの問題でもある。面白いことに、ヨーロッパは国は分断されているが、地下ケーブルやパイプラインでトルコ含めてつながっていることが多い。分断されているキプロスも同様で管理しているのは同じ電力会社である。

さてと、アジアでも同じことが出来ないか?
日本はリーダーシップを取れるだけの能力がある。
そして、今後、中国、韓国、ロシアにも必要なエネルギー供給ができる国でもありながら、政治の壁で分断されている。確かにユーロトンネルみたいに、釜山から福岡へトンネルを掘ることはいつでもできる。しかし、互いにやりたくない大人の事情が多々ある。

日本の問題は、電力供給の自由化が(擬似的に配給を選べるが)始まったが事実上、各電力会社が独占しているので、マーケットニーズを意識していないので電力価格が下がらないのだろう。しかし、やはりノルウェーでも課題になったのが、この電力グリッドを作るのに、コストがかかり、電力事業その物の雲行きが悪くなった。

これを乗り越えねば、今後すべての国が安心して暮らせる日は来ないだろうと。

三名いわく、今後、電力供給が個人レベルで達成できるようになり(Internet of Power)接続を怠れば、国も企業も個人も大きな機会損失に会うだろうと。

中国が東シナ海、日本海・尖閣諸島、韓国も竹島をもめている中、経済をどう発展させるかすごく難しい時代になったことは確か。昔なら、閉鎖しろ!そして相手国の住民を捕虜にしろと言える時代だったが、今は食料も物資も技術も、そして人員を供給している仲なので、不可能である。

そうなったら、こちらから供給できる仕組みを先に作り上げてしまうのも良いかも。
ただ、感情的に繋がりたくないと言う互いの気持ちが強すぎるのだろう。

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。